日本で誕生したレイキは、世界中で爆発的に広まり、今も実践者は増え続けています。今では世界中で1000万人以上のレイキヒーラーがいるとされます。

大正時代に誕生して短い期間で一気に世界でひとまった理由のひとつに、やり方がとても簡単で、誰でも習得できて、その日から出来るという手軽さがあるのは確かでしょう。

レイキ（霊気・靈氣）のやり方の基本

レイキのやり方は、世界中で広まっているだけあって、いろんなやり方のメソッドが確立されています。西洋レイキでは伝統霊気にはなかったチャクラやオーラの概念が取り入れられたリもしているので、スピリチュアル系の知識が多少なりともある方でしたら、すんなりとなじむことが出来るでしょう。

まったく知識がないという方でも、基本的なヒーリングのやり方はとてもシンプルなので、誰でも伝授を受けたその日から目的に応じて、シンプルなやり方で効果的にヒーリングが出来るようになります。

レイキは自動的に流れる

レイキヒーリングでは、ヒーラー（送り手）がエネルギーのパイプとなってヒーリー（受け手）へ流れます。ヒーリングをしている間、常に意識を向けている必要はありません。

これはレイキエネルギーが自動的にヒーリーの不調な部分へ流れるからです。逆に、「ここへこれだけのエネルギーを流そう」と意識してはいけません。より効果的にレイキヒーリングをしようとするのでしたら、ただレイキが流れるままにしておく方が、効果的はヒーリングができます。

多くの場合は、ヒーラーが何らかの意図をもってヒーリングをする場合には、念が入ってしまうためです。レイキは本来、意図のない純粋な生命エネルギーそのものですので、ヒーラーの感情や念は入れない事が大切になってきます。

治って欲しい、このように変化して欲しいと、目の前の状況をヒーラーの「願望」というフィルターを通してみてしまう事はあるかと思います。ですが、本来のレイキのやり方で、ヒーラーはただ手を当ててエネルギーが自然に流れるままにしておくということを考えると、ヒーラーがいかに無心であるか、ということも重要になってきます。

このためにも、発霊法で心身ともに浄化された状態でレイキを高めておいたり、五戒を常日頃から意識しておくのは、大切なことですね。

無心ですればするほど、よりたくさんのレイキエネルギーが流れます。

ヒーラーがレイキをしようと手を当てた時、遠隔で繋がった時からヒーリーが必要とするエネルギーが、自動調整させて、必要な場所へ、必要な量が送られます。レイキのやり方は本来とてもシンプルなものです。極端に言えばシンボル、マントラがなくても霊氣は流れます。

手の形と置き方

レイキのやり方はシンプルですが、守っておきたい基本的なやり方はあります。それでは、実際にヒーリングをする時の手についてです。手のひらを伸ばして。指は人差し指から小指までをくっつけたまま広げます。親指については離れていても大丈夫です。

指が離れていると、それぞれの指からエネルギーが分散しやすくなりますので、効果的にヒーリングをするためにも、親指以外はくっつけておきましょう。

人のエネルギーライン

それぞれの手のエネルギーの流れについては、左手から入って右手から出る、という考えがありますが、どちらの手もエネルギーの出入りができますので、両手を当ててもらっても構いません。

レイキヒーリングは手当療法と呼ばれるぐらいですから、基本的に手を当てるというシンプルなやり方でOKです。手を不調な部分へ当てるかかざすかすると、全身にレイキエネルギーが自動的に流れます。

ヒーリングは立ってする？座ってする？

不調な部分の場所、大きさによって片手、両手を使い分けてください。左右の手はくっつけたり離したりして、楽な姿勢で無理ないようにしてください。

ヒーリーが横になっていると、ベッドの高さによっては立ったままではつらくなってしまったりする場合もあると思います。状況に応じて立ったり、椅子に座ったりしてください。

シンボルとマントラを間違えた！

どの部分にアプローチするかによってやり方は変わります。調子を崩している部分がどのような状態かによってシンボル、マントラを使い分けます。中には複雑なシンボルもありますが、指先で書いているときに間違えても問題ありません。どうしても気になる場合は、手で払って消し、もう一度書いてください。気にならなければそのまま直さなくても大丈夫です。

シンボルを書いてエネルギーを呼び出す、集めるというやり方の場合、どちらも間違えてはいけないと考えがちですが、実はそうではありません。

これがどういうことかというと、臼井先生が初めに伝えた時のシンボルは、日本から海外へ広まるなかで、少なからず形が変わっているのです。中には原型をとどめていないものもあります。

それでも、指先で書けばちゃんとそれぞれのシンボルのエネルギーが出来るのです。多少間違えても、気にすることはありません。

レイキの効果は？

レイキは、とても効果の出やすいヒーリングです。

レイキのエネルギーは自動調整されて、ヒーリー（ヒーリングを受けている人）に自然に流れ出すものです。レイキは相手の方が調子を崩している部分に手をかざせば自然に流れ出すので、「レイキを効果的に流そう」という考えさえ必要ありません。

もちろん不調部分が分かっていて、そこへダイレクトにヒーリングすれば効果的です。ですが、多少ずれたりしていても、自動調整されるのがレイキの特徴でもあります。

レイキは難しい手順もなく、ただ手をかざして「レイキしよう」と意識した瞬間に効果的なヒーリングができます。

無心で楽にレイキヒーリング

ヒーリングが始まると、ヒーラーとヒーリーのどちらもレイキのエネルギーが流れますので、どちらもぽかぽか温かくなったきたりします。

ヒーラーが無心で、楽な状態で手をかざすのが本来のやり方です。それだけでスムーズにエネルギーが流れるのですが、無理をしているとよい状態でエネルギーを流しにくくなりますので、自分も楽にしましょう。

レイキのやり方についてお伝えしてきましたが、本来のレイキはとてもシンプルなヒーリングメソッドです。だからこそ、いつでも気軽に使えるのです。

自分自身の不調はもちろん、大切な人が心身のバランスを崩して不調になっている時、どんどんレイキを使ってヒーリングをしましょう！