招福の秘法
萬病の霊薬

今日丈けは　怒るな
心配すな　感謝して
業をはげめ　人に親切に

朝夕合掌して心に念じ
口に唱えよ

心身改善　臼井靈氣療法
肇祖　臼井甕男

霊気「五戒」とは

霊気では「五戒」という、霊気ヒーラーなら常に心掛けたい、大切な言葉が残されています。この文章のすべてが臼井先生のオリジナルの言葉、というわけではないようですが、霊気の精神世界との関わり、世界観を見事に表現しています。

霊気五戒は、西洋レイキでも伝統霊気でも同じように伝えられていますが、一部の流派では抜け落ちているそうなので、教えていただいた内容に私なりの解釈も踏まえて、お伝えさせていただきます。

霊気五戒の文章はとても簡単です。中学生どころが小学生でもわかるような簡単な内容なのですが、逆にそれが故にとても奥深さが感じられます。

ヒーリング、エネルギーの世界ではヒーラーがどのような世界観を持っているかで、エネルギーの質は変わります。基本的にヒーラー（ヒーリングをする人）は高次元のエネルギーを自分というパイプを通してヒーリー（ヒーリングを受ける人）に送ります。

霊気はシンボルとマントラによって特定のエネルギーを呼び出す（集める）ことができるので、誰がやっても同じエネルギーのように考えがちですが、私はそうではないと考えます。エネルギーはパイプとなるヒーラーの影響を受けてヒーリーに送られます。

そのため、ヒーラー自信の波動が高ければそれだけ高いレベルのヒーリングエネルギーを送ることができます。しかし、波動レベルが低いヒーラーですとヒーリングエネルギーの質も下がることになります。

そのために、ヒーラーは自身の波動を高めるために、観念を手放して、人間的、霊的にも成長をしようと常に心掛けることが、大切なのだと考えます。

五戒はとてもシンプルな内容です。しかしひとつひとつ掘り下げてじっくり考えてみると、実践し続けるのはなかなか難しかったりするのですが、こうあろうとする気持ちは、いつでも持ち続けていたいものです。

今日丈は

きょうだけは、と読みます。この言葉はこのあとに続く五戒のひとつ「怒るな」だけでなく、五戒全体にかかるものだとされます。
この五戒に関して誤解されることが多いようですが、五戒は読んで字のごとく「戒め」であり、禁忌ではありません。

例えできない日があったとしても、必要以上に悔んだり自分の責めないようにしましょう。また次の日に気持ちを新たにして五戒を実践しようとすれば、それでよいとされます。

怒るな

怒るな、と言われても、完全に怒りを消すことは、難しいかもしれません。喜怒哀楽と言われるぐらいで、人の感情の中にあるものだからです。

ただ、怒りを抑え込んでもそれはため込まれると精神衛生上よくありません。怒りが沸き上がったときにある程度コントロールすることはできると思いますので、あとは、怒りを感じたことを冷静に見つめてみると、相手にも自分にも至らないところが見えてくるのではないでしょうか？

心配すな

心配も怒りと同様になくすのが難しいかもしれません。しかし、心配、不安があるからこそ、いろいろな面で進歩、成長があるとも考えられます。また、自分も相手も信じてみることで、心配が解消されることもあります。

心配はマイナスエネルギーを呼び寄せることがありますので、過去の出来事にとらわれたり、見えない未来を心配するよりも、今できることを精一杯することで。解消されていくかもしれません。

感謝して

今、こうして生きていられるのは、たくさんの人や存在、ものの恩恵によるものです。普段はそれを理解しているようでも、つらい出来事があると、つい自分本位になってしまい、感謝の気持ちを忘れがちです。その出来事で学ぶべきことがあるのも事実です。

父なる宇宙から分化して、母なる地球によって肉体を持ち、今、ここに生きていることができます。そして太陽の光を浴び、空気を吸っていられること。

そんな当たり前にことにも感謝の気持ちを持てたら、身の回りのいろんな出来事の在り方も、きっと変わってくるでしょう。

業をはげめ

業というとカルマを連想する人も多いかと思います。輪廻転生のなかで創ってきた解消すべきテーマと考える人が多いのですが、実は業とは「結果をともなう行為」のことを指します。

何かをすれば、結果がともないます。仕事をすれば人に感謝されたりお金が入ります。健康的な生活をしていたら、病気をしにくくなります。

このように業とは、運命や宿命的なものではありません。何かをすれば自分や人に役立ちます。そのためにも常に自分自身を向上させようとする気持ちが大切です。

人に親切に

霊気五戒の、今日丈は　怒るな　心配すな　感謝して　業をはげめ。これを心掛けていれば、自然に人に親切にできるようになると思います。

霊気五戒は、冒頭でも申し上げたように、禁忌事項ではなく、自己成長のために心の中で掲げておきたい道しるべのようなものだと、私は考えています。

これをお読みのあなたも、ぜひ日常生活の中で霊気の五戒を心掛けてみてください。今までに気づいていなかった新しい価値観や問題解決にいたるかもしれません。

 

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