スピリチュアルのことをいろいろ知っていくうちに、目には見えなくても、エネルギーは確かにあるんだ、ということが分かってきます。そして、人をエネルギー体としてみた時にはチャクラと呼ばれるエネルギーポイントがあるということも分かってきます。
そして、チャクラは私達の心身の状態と密接に関わり合っているということが分かってきます。ここでは、チャクラについて詳しく知っていきましょう。
さて、チャクラとは何でしょうか?
チャクラというのは、古代チベット医学で使われる言葉で、これがそのまま世界中に広まっているのですが、サンスクリット語で「車輪」を意味する言葉です。私たち人間は目に見えない部分で肉体を重なり合った生体エネルギーの体があります。生体エネルギーは振動して全身にいきわたり、エネルギーの流れを作っています。
この流れの一番大きなものが、背骨をとおるクンダリーニエネルギーです。チャクラはこの生体エネルギーの中に点在して、車輪のように渦を作っています。主要なチャクラというのは、一般的に背骨に沿って点在する7つのチャクラですが、チベット医学では73,000以上のチャクラがあるとしています。
チャクラはエネルギーの状態によって大きくなったり、小さくなったりして、常に変化しています。チャクラが大きくなった状態が開く、小さくなった状態が閉じるという表現をされます。その為に、チャクラの状態が今の自分自身の心と体の状態のバロメーターにもなります。
あるチャクラが開くと、体に力がみなぎる。またあるチャクラが開くと勘がさえたり、いろんな情報を目に見えない形で受け取ったりするのです。
チャクラを開いて活性する方法は、実はたくさんあります。ヒーリングなどのエネルギーワークによって開くこともできますし、開く方法は他にもあります。
例えばヨガや瞑想を行うことでチャクラを開くことも出来ます。また、対応する音を使って開く方法もあります。最も簡単に出来るのが、エネルギーワークで開く方法です。チャクラはエネルギーですので、エネルギーヒーリングによって整えるのもたいへん効果的です。
第7チャクラ
第七チャクラはサンスクリット名をサハスラーラチャクラといいます。サハスラーラチャクラは頭頂の上に位置します。他の6つのチャクラが肉体的に強い関わりがあるのに対して、このサハスラーラチャクラはそれを超えたものとされます。
サンスクリット語のサハスラーラとは、「千枚の花弁の蓮」を意味し、人間の枠に囚われない高次の波動ともいえるでしょう。精神と肉体を統合し、宇宙と一体になる悟りの境地に関係しています。
このチャクラが閉じると、不安や恐れ、孤独感を感じたりします。逆に開くと、「今を生きる」力が溢れ、好奇心が強くなり、ワクワクした気持ちで過ごす事が出来るようになります。また、自分自身が高次の存在である事を感じ、地球的、宇宙的な観点で物事を見る事が出来るようになります。
サンクリット名 | サハスラーラ |
関連部位 | 松果体 |
シンボリックワード | 宇宙意識・大悟・統合 |
開くことよる効果 | 宇宙との一体感 / 超越的 / スピリチュアルな繋がり |
閉じることで起こる問題 | 強迫観念 / 極端な思考 / 所在の無さを感じる |
色 | 紫色(波動が上がると黄金色。さらに上がると白色) |
パワーストーン | 水晶、アメジスト、セレナイトなど |
第6チャクラ
額に位置するサードアイと呼ばれるチャクラは、サンスクリット語でアージュナーチャクラと言います。肉体的な部位では内分泌系、下垂体、視床下部、小脳に関連します。
このアージュナーチャクラが司るのはサイキック能力です。実際にはこのアージュナーチャクラが開いて活性すると、松果体で眠っている能力が覚醒することがあります。また高次との繋がりにも欠かせないチャクラで、チャネリングの力を開くにもこのアージュナーチャクラが大きくかかわっています。
このアージュナーチャクラが開くと、サイキック能力が覚醒します。特別なサイキック能力と呼ばれるレベルでは無くても、感性(勘)が高まるのは確かです。閉じると、外部との繋がりを絶って自分の世界に閉じこもるようになってしまいます。また頑固頑迷になり科学偏重主義になる傾向があります。
サンクリット名 | アージュナー |
関連部位 | 内分泌系・下垂体・視床下部・小脳 |
シンボリックワード | サイキック・チャネリング・潜在能力 |
開くことによる効果 | サイキック能力の覚醒・インスピレーション・集中力など |
閉じることで起きる問題 | マイワールドに生きる・頑固頑迷になる・科学偏重主義になる |
色 | 藍色 |
パワーストーン | スギライト・タンザナイト・アメジストなど |
第5チャクラ
喉に位置するスロートチャクラですが、サンスクリット名を「ヴィシュッダチャクラ」といいます。肉体的に関連する部位は、甲状腺、呼吸器系です。ヴィシュッダチャクラが活性すると、コミュニケーション能力が高まりますから、人づきあいがうまくなります。これは対外的な交流だけではなくて、家族や恋人でも同様です。
またチャネリング能力にも関連していて、ヴィシュッダチャクラが開いて活性すると、チャネリングによる情報を聴覚で捉えやすくなります。ただ、チャネリングについては、聴覚系でとらえたり、視覚系でとらえたり、人それぞれに得意分野があることが多いです。
閉じて不活性すると、肉体的には音が聞こえづらくなったり、気管支炎は喘息などの呼吸器系の病としてあらわれる事があります。ほとんどの場合、コミュニケーションを取る事がおっくうになったり、うまく感情表現が出来なくなったりします。
サンクリット名 | ヴィシュッダ |
関連部位 | 甲状腺・呼吸器系 |
シンボリックワード | 交流・表現 |
開くことによる効果 | 交流が深くなる・交流が上手くなる・聴覚系チャネリング能力 |
閉じることで起きる問題 | 難聴・気管支炎・喘息・代謝不全 |
色 | 水色 |
パワーストーン | アクアマリン、ターコイズ、ラリマー、ソーダライトなど |
第4チャクラ
第4チャクラはサンスクリット名でアナーハタチャクラと言います。一般的にはハートのチャクラと呼ばれています。肉体的には心臓・胸腺・免疫・肺・循環器系に働きかけます。ハートのチャクラは愛と調和をつかさどり、チャネリングにもこのハートのチャクラは重要な働きをします。
このハートのチャクラが開いて活性すると、愛と喜びに満ちた状態でいられるようになります。またチャネリング能力も強くなります。逆に閉じて不活性すると、感情の動きが小さくなり、感動する事が無くなります。外部との交流を拒否して、心を閉ざすようになります。
チャクラカラーはグリーンで、活性するとピンクになります。さらに活性すると、白く輝きます。ハートのチャクラはエネルギースポットとして、男性性を女性性のバランスをとる部分でもあります。人間は誰でも男性性のエネルギーと女性性のエネルギーを持っているのですが、それを調和するのがハートのチャクラの働きでもあります。
7つのチャクラはどこか一つが活性していればいいというわけではなく、バランスのとれた活性が望ましいのですが、このハートのチャクラについては、いくら活性してもバランスを崩して不調になる事はありません。
サンクリット名 | アナーハタ |
関連部位 | 心臓・胸腺・免疫・肺・循環器系 |
シンボリックワード | 愛・ハーモナイズ・チャネリング |
開くことによる効果 | 愛を感じる・歓びを感じる・チャネリング能力の覚醒 |
閉じることで起きる問題 | 無表情・無感動・無感情・心を閉ざす・交流拒否 |
色 | 緑色(活性している時は桃色。さらに活性すると白色) |
パワーストーン | アベンチュリン、ローズクオーツ、トルマリンなど |
第3チャクラ
第三チャクラはサンスクリット名で「マニプーラチャクラ」と呼ばれます。西洋風に言うとソーラープレキセスチャクラと呼ばれます。
肉体的には、膵臓・肝臓・腎臓・脾臓・太陽神経叢・消化器・副腎に働きかけます。マニプーラチャクラはサイキック能力による現実の創造をつかさどります。また、内臓の働きが活性することで、肉体的に健康な状態を保てるようになります。
マニプーラチャクラが閉じて不活性すると、内臓機能の低下による不健康状態になり、精神的には意思の力が弱まって、不平不満が多くなります。逆に開いて活性することで、より自分らしく強い意志の元で活動することが出来るようになります。
マニプーラチャクラは現実化のチャクラなので、活性すれば望んだものが自然に自分に元へ集まってくるようになります。
サンクリット名 | マニプーラ |
関連部位 | 膵臓・肝臓・腎臓・脾臓・太陽神経叢・消化器・副腎 |
シンボリックワード | サイキック能力・内臓・栄養 |
開くことによる効果 | 生体機能の促進・サイキックパワーによる現実化 |
閉じることで起きる問題 | 内臓の機能低下・意志薄弱・不満不快 |
色 | 黄色~橙色 |
パワーストーン | シトリン、タイガーアイ、グリーンクオーツァイトなど |
第2チャクラ
第二チャクラはスヴァディシュターナチャクラと呼ばれます。スヴァディシュターナチャクラはへそのあたりに位置していて、仙骨チャクラ、プリーンチャクラともいわれます。肉体的には副腎、泌尿器系、仙骨神経叢、リンパ、生殖器系、排泄機能に関連しています。
このスヴァディシュターナチャクラを開いて活性すると、よりセクシャリティーが増します。また、精神的には我慢強くなり、物事を達成しようとした時の原動力となります。前向きに動こうとする気力と、肉体のバランスをとってくれるわけですね。地道にコツコツと何かを成し遂げようとする場合には、このチャクラが大きく影響してきます。
逆に閉じて不活性すると、内臓の不調や下半身の不調、セクシャリティーの低下を引き起こします。精神的な部分での緩みが出てくるので、意思に反して行動力が鈍くなったりもします。眠りが浅くなる傾向があるので、疲れがなかなかとれなくなったりもするのです。
行動力が足りなかったり、意思が揺らぎがちな人、活力が足りないと感じる時は、このスヴァディシュターナチャクラを活性するといいででしょう。より強い意志で行動し、生きる喜びが湧いてきます。
サンクリット名 | スヴァディシュターナ |
関連部位 | 副腎・泌尿系・仙骨神経叢・リンパ・生殖器系・排泄機能 |
シンボリックワード | セクシャリティ・クリエイティブ・センシティブ・気力 |
開くことによる効果 | 官能的で魅力的になる・我慢強くなる・達成 |
閉じることで起きる問題 | 内臓不調・下半身の不調・魅力が無くなる・浅い眠りや不眠 |
色 | 黄色~橙色 |
パワーストーン | アラゴナイト、カーネリアン、サンストーン、アンバーなど |
第1チャクラ
人間は肉体を持ってこの世界の存在しているのですが、その元になる肉体を支えるのが、第一チャクラであるムーラダーラチャクラです。場所は尾骨といわれますが、実際には会陰の少し上で尾骨を内包する形であります。
ムーラダーラチャクラが司っているのは、グラウンディング。この肉体の元になっている地球との繋がりです。ムーラダーラチャクラが開いて活性すると、生体エネルギーが活性しますので、生体機能が高まります。また肉体が活性すると、それだけ精神、意識にあるものが肉体を通して現実の世界に働きかけやすくなるので、自分の足でしっかりと目的意識を持ちながら進めるようになります。自分自身の明確な意思をもって動くことができるので、ものに動じなくなり、情緒不安定な人も精神的に安定します。
逆にこのチャクラが閉じて不活性すると、体力がなくなって体が疲れやすくなり、無気力になります。精神的にも不安定になり、ネガティブなエネルギーの影響も受けやすくなります。
ヒーリングをしたり、チャネラー体質(冷媒体質)の人は、体の上部にあるチャクラが活性する傾向があります。このムーラダーラチャクラがそれに対して弱かったり、不活性すると、アンカーの役割をしている肉体からアストラル体が上にずれて、バランスを崩して情緒不安定になったり、低級霊に憑依されたり しやすくなるのです。
サンクリット名 | ムーラダーラ |
関連部位 | 蛋白・細胞形成・副腎皮質・仙骨尾骨神経節・生殖器系(卵巣、精巣)・性腺 |
シンボリックワード | グラウンディング・生体エネルギー |
開くことによる効果 | 生体機能の高まり・現実的・動じなくなる・情緒不安の解消 |
閉じることで起きる問題 | エネルギーの消耗・疲労・不平不満・虚脱感・無気力 |
色 | 赤色 |
パワーストーン | レッドジャスパー、ルビー、ガーネット |
チャクラを開いてバランスよく
私たちは、疲れてしまったり精神的に弱くなっている時には、チャクラが閉じて自己防衛をしようとする働きがあります。意識・感情と肉体は重なり合って互いに影響し合っています。そのために心や体が弱っている時には、いろいろなエネルギーの影響を受けやすくなってしまい、チャクラのバランスも崩れてしまいます。すると、体調を崩してしまったり、不運なことを呼び込みやすくなってしまうので、注意が必要です。
チャクラはそれぞれに完全に独立しているわけではなく、隣り合ったチャクラとも影響し合っています。チャクラが閉じている、調子がよくないという時には、そのチャクラはもちろん、隣り合ったチャクラも活性することでバランスを整えることができるようになります。
チャクラとオーラは密接な関係があり、チャクラを開いてバランスをとることで、オーラも一層輝くようになります。
チャクラが開くと願いが叶う?
チャクラが開いてバランスよく整えることが出来るようなってくると、肉体、精神、意識のバランスが取れてくるために、何をしたいと思ったときに、何をどうしたらいいのかが分かるようになり、頭で考えているだけでなく現実的な行動に結びつきやすくなります。その逆で、行動も感情的になって失敗をすることも少なくなってきます。
結果的に願いが叶いやすくなる、という嬉しい効果を得ることが出来るようになるのです。そのためにも、エネルギーワークや瞑想などでチャクラを開いて、その恩恵をしっかりと受け取っていきましょう。